先進事例

町民の健康づくりから企業の健康づくりフィールドへ

兵庫県多可町

この事業について

多可町総合戦略や多可町森林・林業ビジョン2020の中で、森林空間を産業、子育て、健康の分野に活用することとしており、町政の中で森林サービス産業の推進を位置付けています。町民向けに、クアオルト健康ウオーキングを取り入れた歩く機会を提供していたが、対象を企業の健康経営にも広げようと、プログラムの開発に取り組んできました。

モニターツアーでは、健康の3要素「運動・栄養・休養」を盛り込んだ保養プログラムを開発し、そのプログラムが睡眠やメンタルヘルスに与える影響について検証を行いました。 多可町でプログラムを体験する参加者だけでなく、比較対象として都市部で通常通りの生活を送るグループも募り、その比較も行いました。

健康への効果

エビデンスは、睡眠時の脳波、アンケートデータから取得しました。主観的な睡眠の質はモニターツアーの前後で改善し、ツアーの約3週間後の休日においても、「中途覚醒の回数」や「睡眠満足度」に関して改善傾向がみられました。また、ツアー前に比べてツアー3週間後の行動変容得点が高くなり、特に「瞑想」や「リラックス」では、改善の傾向がみられました。

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