先進事例

旧青少年教育施設の公民連携のリノベーション

静岡県沼津市「泊まれる公園INN THE PARK」

この事業について

  • 沼津市は、利用者減による赤字のため閉鎖した「沼津市立少年自然の家」を活用する新規事業提案を公募。
  • 採択された事業者が子会社を設立し、宿泊・飲食施設の管理・運営とともに、利用促進に向けたイベント・アクティビティ創出等を実施。
  • “泊まれる公園”をコンセプトに、既存施設をリノベーションするとともに、シンボリックなドーム型テント等の新設等を実施。
  • リニューアルに合わせて、幅広く地域の事業者の参画・連携を促進して、集客力のあるフェスタやイベント・ワークショップ等を開催。

特徴 1

公共施設を公民連携手法によりリニューアル

  • 使われなくなった公共空間の情報を全国から集め、企業等とマッチングするサイト「公共R不動産」を運営する㈱オープン・エーが、沼津市少年自然の家の運営事業者に応募。
  • 管理棟・宿泊棟・付属棟は、ベッドや家具・照明等の設備を入れ替え、開放感・清潔感のある快適な滞在空間を創出。
  • 野外炊飯場はアウトドアキッチンとし、芝生広場にはカフェスタンドを設置するなどで、自然の空気を感じながら飲食が行える空間になっている。
  • さらに、これまで活用していなかった林間に、新たに球体型テント・ドームテントを設置。リニューアルした「INN THE PARK」を象徴する施設として注目を集めている。

特徴 2

民間連携によるイベント等開催で新規顧客を開拓

  • インザパーク社の管理区域以外の公園管理は、沼津市緑地公園課が行っているが、年間の休日の180日以内であれば、市の許可を受けたうえで優先的にイベント開催が可能となっている。
  • そこで、週末等に、幅広く沼津市民に訪れてもらえるように、地域の多様な事業者等と連携・協働して、多様なイベント等を開催している。