先進事例

医師が設立した自然体感型の統合医療拠点

静岡県富士宮市「日月倶楽部・富士山靜養園」

この事業について

  • 自然療法・予防医療に取り組む医師が、地域医療の診療所と自然の「動的体感施設」「静的体感施設」を組み合わせ開設・経営。
  • 宿泊・食事等が行える拠点施設に加え、自ら取得・所有する広大な周辺森林等を活用、さらにヨガ等が行える研修施設や常温乾燥抽出器(ハーブウォーター作成機)、サウナ小屋、ドームテント等の特徴的な施設を備えた複合型のリトリート拠点となっている。
  • 農業・自然療法・アロマ・ハーブなどのテーマを持った人々が自主プログラム開催の場として利用している。

特徴 1

自然を体感する施設としてのコンセプト・設計

  • ホテル(宿泊場所)ではなく自然を体感するために滞在する場としてのコンセプトをもとに全体を設計。便利さを追求するのではなく、自然に溶け込める施設となっている。
  • 日月倶楽部の施設の一部には築200年の古民家を活用。建具等は古いものを生かし、木材や漆喰などの自然の素材を使った、木のぬくもりを感じられる施設である。
  • 厳しい自然の中でも心地よく過ごせるように設けられたドームテントには床暖房が入れられており、夜空や冬の富士山などを楽しむことができる。

特徴 2

人が人を呼び、団体等による貸切利用が増加

  • 代表の山本医師の、様々な企業の産業医や地元小中学校の学校医としての活動のほか、日本統合医療学会(富士山支部長)、日本ホリスティック医学協会(理事)、日本リラクセーション業協会(顧問医師)などの専門分野でのネットワークを生かして、日月倶楽部・富士山靜養園の施設や自然環境を生かした各種研修やプログラム開催等の利用が広がっている。
  • これまではインターネット環境が悪かったため企業の研修等の利用は難しかった。2020年4月から光ファイバーが入るため企業研修プログラムの案内を始めた。