持ち帰るものは、みんな違う。それでいい。ウェルネスの森 Ayauta Forest Land で自分だけの幸せの種類を探してみませんか?
自分だけの心地よさに気づく。「ウェルネスの森構想」を掲げるAyauta Forest Landとは?楽しみ方は、自分次第。なにも持たず、なにもしない。そんな時間を森の中で見つけてみませんか?
都市の生活も十分楽しみ、満足している。それでも、ふと自分の人生に満足していないなぁ…と感じることはありませんか?
同じような悩みを過去に持ち、ふるさとの森で活動をはじめた女性がいます。それが、今回ご紹介する宮本まりさん。宮本さんは、香川県丸亀市のAyauta Forest Landで「森に行くことは人生の質の底上げになる、そしてそれは地元のこの森に行けば叶う」という思いを伝えようと活動しています。
Ayauta Forest Landでは、香川県の森林公園を舞台に「ウェルネスの森構想」を掲げ、「ウェルビーイング」を浸透させようとさまざまなイベントやワークショップを企画しています。
自分の感覚をとりもどす
Ayauta Forest Landを管理運営している宮本さんは、東京で5年間、営業や秘書として働いたあと、地元の香川県丸亀市にUターンし、現在の活動をはじめました。
Ayauta Forest Landではキャンプなど物理的なものに囲まれて過ごす空間だけでなく、何も持たずに人は自然の中で、いかに充実した時間を過ごし感覚を取り戻せるか、その方法を宮本さんは模索しています。
その一つとして、Ayauta Forest Landでは、森の麓のちょっといいフレンチレストランの食事やアンビエントミュージック※を森の中で楽しむイベントを開催したり、宮本さんから見た森の魅力をインスタグラムなどで発信しています。
※アンビエントミュージックとは、環境音楽と訳され場所や空間の中で「意図的に聴かれないための音楽」として演奏される静かな音楽。
イベントの参加者からは、森の中でのヨガや瞑想会をしてほしいという声が多く、意図的に自然の中に身を置くことを求めている人は、とても多いと実感している宮本さん。
目には見えないけれど、精神的な効果が実証されている「森林浴」や「アーシング(靴下を脱いで裸足で大地に触れる)」。自分の心を見つめ、自分の本当の思いや自分だけの心地よさに気づくことで、人生の質もおのずと向上していく。それは、良くも悪くも新しいことが浸透しづらい香川県の文化をアップデートし、ゆたかな森林に恵まれた土地という価値を再確認していくことにもつながるのかもしれません。
都会の真ん中で、森に呼ばれた!
宮本さんがAyauta Forest Landというプロジェクトを始めた背景には、東京で仕事をしていた時の「ここ数年、健康に過ごせていない」という気づきがありました。
パソコンに囲まれたオフィスで働き、頭痛がしても「いつものこと」と受け流す日々。パソコンの前でいつもの仕事をしながら、「残りの人生、ずっとこんなことをやっていくのか」と思った瞬間、頭の中で森が目の前に広がったといいます。
「自分の人生で森に触れることはなかったけれど、しっかり自然の中に身を戻したい。森の中に身を置いて、生ききりたい。」
そんな思いが湧き上がってきて、森が身近にある自分のふるさとへ帰ることにしたそう。そして、都会での社会人生活から地元に帰り、自然の中で働き、生きることのできる仕事を探した宮本さん。そこで出会ったのが、地元の森を管理する仕事でした。
森を維持管理し、地域の暮らしを豊かにしていく仕事に就いたことで、「これまで自分は生活には満足していたが、人生には満足していなかった」ことに改めて気づいたそう。Ayauta Forest Landで「ウェルビーイング」を追求しているのは、宮本さんの「人生の質の向上や自分の心を見つめ、本当の自分の思いや自分だけの心地よさに気づく」という思いがあります。宮本さんはこんなふうにも話してくれました。
自分の生活に「森」や「森での時間」があったら、毎日がちょっと楽しくなりそう、と思ってもらえたら嬉しいです。それを感じられる場所が結果「地元の森だった!」となれば、それはまた素敵なのではないでしょうか。
人はそれぞれに好きな理由を持って、たまに理由はなく、なにかしら日々のスパイスを求めて、森や山に入ると思います。
人が実際に持ち帰ることができるのは、それぞれ違います。それは森で聞いた音から感じるかもしれないし、森の奥からきた香りや手に触れたものの違和感かもしれない。
そのような感じ方や、どこに価値を感じるかは人によって全く違います。それを与えてくれる自然の絶対的存在感と神々しさに気づいてもらえたらいいですね。
何も持たずに、森へ還ろう。
心の充実や個人の幸せがますます大切にされるこれからの時代。本来の自分の考えや心地よい自分に気づく場所として、自然の存在は大きくなってくるのではないでしょうか?
「また日常に戻ったらがんばれる」と思える時間や、森から感じる人肌のような心地いい温度感。社会のあれやこれやで生活や働くスタイルが変わっても、日常のスピードをわざと落としてでも、忘れている何かを感じに森へ立ち寄る時間を持ってみる。
何も持たずに自然の中で自分の感覚を取り戻す。そうすることで、日常にかえったとき、より自分らしく生活できるのかもしれません。
「自分と同じような自然に対する思い、人生に対する考え、幸せの種類、人間としての孤独感」のようなものを持つ人が社会にいるんだ、そしてこの森にいけば会える。似た仲間にも会えるかも。
と感じてもらい、今後開催されていくワークショップやイベントに参加してくれる方や新しい仲間に出逢っていければいいな、と宮本さんは話していました。
宮本さんと一緒に森に還り、自分に出会い直す。
あなたもそんな時間を、Ayauta Forest Landで過ごしてみませんか?
共同執筆: Forest Styleナビゲーター養成講座第3期メンバー
INFORMATION
Ayauta Forest Landの情報や今後開催予定のイベント内容はこちら
https://www.instagram.com/ayauta.forest.land/
所在地: 〒761-2405 香川県丸亀市綾歌町栗熊西68−1
Forest Styleナビゲーター・プロフィール
宮本 まり(みやもと まり)
営業や秘書の仕事を経て、地元香川県に戻りAyauta Forest Landを管理運営している地元企業(株式会社スナック)に勤める。家、職場、生活。いらないモノと考えを見つけて、なくしたり自分仕様にしながら、心地よい空間を作ることを模索している。