岐阜県中津川市 苗木地域　丸山木材工業(株) 苗木地域まちづくり推進協議会

地域における「森林サービス産業」創出の戦略・ビジョンの策定状況

～地域の森林資源を活用し、地域と地元企業が共同で行う「森林サービス事業」～

取組の背景

優れた自然を背景に住みたい田舎全国11位（東海2位）である中津川市は、2017年のリニア中央新幹線中津川駅の開業を見据え、地域振興を着々と進めてます。現在、この優れた立地条件を生かした「森林セラピー」や「森林環境教育」を軸として、具体的に中長期的な構想を立案すべく、苗木地域まちづくり推進協議会、中津川市、岐阜県と協議を重ねているところです。特に、「森林セラピー」や「森林環境教育」に詳しい県立森林文化アカデミー等と連携できたことは、今後の戦略・ビジョンを具体化するうえで心強いと考えています。

市においては、駅のすぐ北に位置する苗木地域での森林等の自然や文化資源を活用した産業起こしに大きな期待を寄せています。

こうした中、弊社は令和２年1月に本社屋を当該地域へ移転したことにより、地元企業として
地域と森林等の資源を結びつけ、「観光」・「健康」・「教育」の面から「新たな森林サービス産業」の創出を目指すこととし、この取り組みを通じて地域貢献や健全な企業蓮営のために役立てていきたいと考えています。

取組の方向性

急速に進むデジタル化社会そして新たに生じた「コロナとともにある（with corona)新しい日常(new normal)」すなわち「コロナ社会」。こうした社会を生き抜くために当該地域は、全国でもトップレベルの優れた立地条件にあると考えます。東京駅からわずか1時間でデジタル社会が生み出すテクノストレスを癒す素晴らしい自然やアクティビティを満喫できるばかりか、コロナ対策で欠かすことのできない広い空間を東京より遥かに安く手に入れることができます。　

地域における「森林サービス産業」の取組状況

生活環境保全林「夜明けの森」を中心に、各種団体がそれぞれ体験活動を企画・実施してます。また、隣接する中津川市鉱物博物館は、水晶·トバーズの産地である当地域の特徴を活かした地質について学べる施設になっています。一方、昨今の山城ブームで並木城跡には国内外から多くの観光客が訪れています。　

活用するフィールド・施設等の概況と今後の拡充・改良予定

く観光＞苗木城跡
く スポーツ＞高峰湖（カヌ一体験）、高峰山周辺（トレッキング、マウンテンバイク、ツリークライミング）
＜健康＞高峰湖周辺（散策散歩コース）（車いすの方でも可能）
く教育＞中津川市鉱物博物館 ．
くその他＞キャンプ、木製遊具での木育活動、苗木公園