推進地域からのラブコール

企業向け研修・福利厚生の実績をもとに、個人利用を推進。BtoC向けプログラムや滞在型プランの開発・情報発信、エビデンス取得での支援・連携を求めています。

長野県信濃町 しなの町Woods-Life Community

掲載日:令和2年12月18日

地域における「森林サービス産業」創出の戦略・ビジョンの策定状況

これまで信濃町においては、企業との関係構築に主眼を置き、企業研修や福利厚生に癒しの森を利用していただくための仕組み作りを行ってきたため、提携企業の社員による研修での利用が大半を占めていました。今後はこれらの仕組みを活用しながら、以下の取り組みにより、社員とその家族の心と体の健康づくりを促す個人利用を推進していきます。

  1. ヨガ等の特に若い女性に人気のあるプログラムと森とを組み合わせ、協定先企業の福利厚生制度等も活用しながら、社員とその家族が気軽に参加できるコンテンツを増やします。
  2. 信濃町内の観光関連団体と連携し、森林セラピーや森ヨガと、他の町内の観光コンテンツを組み合わせた個人客(社員とその家族を含む)向け宿泊型プログラムを開発します。 
自然の小川で水療法

地域における「森林サービス産業」の取組状況

全国の森林セラピー基地の中でも質の高いガイドが揃っており、現場実習を含むガイド養成講座を実施しています。信濃町と36の企業が協定を結んでおり、企業研修等や福利厚生に利用されています。2020年には全国初の森林セラピー基地2つ星に認定されました。

深呼吸_滝

活用するフィールド・施設等の概況と今後の拡充・改良予定

  • 森林セラピーロード:2.5㎞から7㎞のロングコースまで、参加者の体調や希望に合わせて選べる3つのコースが設定されています。それぞれにトイレが設置されており、どのコースもスタート地点から町立の総合病院まで車で10分以内に行くことができます。
  • 癒しの森の宿:ホテル、旅館、ペンション等様々なタイプの宿があります。 

探しています!

  • BtoCのプログラム開発と情報発信の充実
  • 森林セラピーや森ヨガと観光プログラム、宿泊を組み合わせた滞在型のプラン開発
  • 冬の森林セラピーの効果や子どもへの森林の効果の検証

わたしたちの課題

全般

信濃町ではこれまで、企業との連携構築に主眼を置き、企業研修の受け入れや福利厚生としての利用の受け入れを行ってきました。今後は個人利用客へも向けたBtoCの情報発信を充実させることも必要と考えています。

観光

森林セラピーや森ヨガ単体では、個人客が交通費をかけて遠方へ来るための訴求力が不十分です。そこで町内の観光業に関係する他団体との協働の場を作り、森林セラピーや森ヨガと観光プログラム、宿泊を組み合わせた滞在型のプランを開発することが必要です。

健康

森林セラピーの効果は、医学的研究でも実証されてきました。信濃町では冬にもスノーシューでの森林セラピーを提供しており、信濃町の特色の一つとなっているものの、冬のセラピー効果は検証が不十分であり、今後の課題となっています。

教育

黒姫高原には多くの学校が林間学校等で訪れ、森林体験を取り入れています。子どもへも森林を歩くことにより身体面・精神面・免疫力等に良い効果が見込まれるものの、具体的な測定はされていません。子どもへの効果の検証も求められます。 

連携・協働団体

連携・協働団体(地方自治体)

信濃町

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