推進地域からのラブコール

「焚き火」をテーマに企業研修を提供。ガイド等のノウハウ、エビデンス測定・分析、アフターコロナの対応などで支援・連携を求めています。

群馬県長野原町北軽井沢地区 (有)きたもっく

掲載日:令和2年12月18日

地域における「森林サービス産業」創出の戦略・ビジョンの策定状況

群馬県の西部に位置する長野原町は、総面積13,385haのうち林野面積が9,557haを占める山間の町であり、農林業を中心とした1次産業が盛んです。一方で、町は5千人余りの人口に加えて、広大な別荘地が点在することから、首都圏に近いリゾート地という特徴を生かした3次産業も主要な産業となっています。有限会社きたもっくは、このような地域の特徴を生かしたキャンプ場事業からスタートし、その後有機的に事業を広げていくこととなりました。キャンプ場のコテージと連動して薪ストーブおよび薪販売事業を開始したことにより、原料確保の必要性から自社で広大な山林を取得しました。自社山林は保安林に該当する地域であることから、町および群馬県環境森林部といった行政機関と協調しながら森林資源の活用、保護に努めています。令和2年度は新たな試みとして、焚き火をテーマとした企業研修の場を提供する「TAKIVIVA事業」を立ち上げ、キャンプ場で積み上げたノウハウを基礎として事業化に向けた準備を行っています。今後は、TAKIVIVA事業の確立・運営ならびに山林を利用した自然産業体験型事業の運営を目指しており、地域の森林資源を最大限活用する6次産業化を目標としています。

地域における「森林サービス産業」の取組状況

  • 「北軽井沢スウィートグラス」をはじめ、地域で合計6箇所のキャンプ場を運営
  • 森林アスレチック「スウィートグラスアドベンチャー」の運営
  • 林業、薪製造、薪ストーブ販売事業の運営
  • 焚き火をテーマとした企業研修の場を提供する「TAKIVIVA事業」の準備中

活用するフィールド・施設等の概況と今後の拡充・改良予定

キャンプ場

コテージ・キャビンは既存42棟に加え、2020年度は新築1棟完成、3棟建築中です。テントサイトはソーシャルディスタンス確保のため1区画の面積を拡大し、区画数を123から102に削減しました。

TAKIVIVA

旧保養施設の建物を研修施設にリノベーション中です。隣接の広場と併せて、9月に完工予定です。

自然産業体験型事業

240haの自社山林を使用する予定。自社山林は現在、もっぱら林業の場となっていますが、一般客の受け入れに必要な設備を整えていきます。

 

探しています!

  • 教育分野:体験学習、ガイド等のノウハウを持った事業者のアドバイス
  • 健康分野:健康効果の測定、分析が可能な事業者による測定・分析業務の支援
  • 観光分野:アフターコロナ時代の新しい価値観への対応

わたしたちの課題

全般

発展段階や分野毎に課題が異なります。自走段階の観光分野は社会情勢変化への対応、事業化段階の健康分野はエビデンス取得、構想段階の教育分野は基礎調査が課題となっています。

観光

キャンプ場はこれまで、首都圏在住者が主な客層でしたが、アフターコロナ時代においては、都市経済中心の価値観が大きく変貌すると見込まれます。山間地域においては追い風になる状況であり、今こそ地域の魅力を見直し、新たなプロモーション方法を模索する時期です。

健康

TAKIVIVAは企業研修の場であり、キャンプ場とは対象となる客層やスタッフに求められるスキルが大きく異なりますが、スコラコンサルトとの協働で概ね解決の目処がついています。一方、研修による健康効果の測定には専門的な分析やロジックの構築が必要となることから、エビデンスの取得手法が大きな課題となります。

教育

自然産業は、当社の日常業務であり、実務的なノウハウが十分に蓄積されています。一方、キャンプ場においては、主に小中学生を対象とした飯盒炊爨や自然体験イベントの開催実績があります。これらの蓄積を基礎として、より自然産業に特化した体験イベントを構築したいです。 

連携・協働団体

連携・協働団体(地方自治体)

長野原町

連携・協働団体(その他)

群馬県環境森林部、(株)スコラコンサルタント

この地域・自治体に問い合わせ

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