推進地域からのラブコール

デジタルマーケティングと地域プロモーションを強化し、「健康」「家族レクリエーション」「サーキュラーエコノミー」事業を共創したい。

群馬県上野村 上野村 (一社)上野村産業情報センター

掲載日:令和2年12月17日

地域における「森林サービス産業」創出の戦略・ビジョンの策定状況

健康経営やワークライフバランス、ESGなどを経営戦略に取り組む企業、これから導入を検討する企業をターゲットに、森林を活用した「健康」「家族レクレーション」「サーキュラーエコノミー」事業の分野で共創し、森林環境保全、暮らし、持続する未来の構築を実現したいと考えています。また、産業共創をする上でパートナー企業の担当社員が村内で働けるようリモート化の基盤整備を行い、数年単位での期限付き移住をする「循環する定住」事業を創出し関係人口の増加に役立てたいです。戦略に関しては上野村ツーリズム計画(上野村観光振興計画)の再策定や、上野村観光基本計画の策定の中で、森林サービス産業創出について記載する。さらに上野村産業情報センター2020年度事業計画の中で健康増進事業と森林空間での宿泊型プログラムの創出を掲げ、関係機関と実施に向けた調整を図っています。

 

地域における「森林サービス産業」の取組状況

上野村では面積の95%以上を占める森林を活用し、林業振興や木質バイオマスの利用を通して村内循環型社会の形成を目指しています。近年では「日本フォレスターズチャレンジ」を開催するなど森林に新たな価値や機能を見出し村の創生に取り組んでいます。

 

活用するフィールド・施設等の概況と今後の拡充・改良予定

中之沢源流域自然散策路や、シオジの原生林、川和自然公園では自然を満喫することができます。また、村内には旅館や民宿、コテージ等目的に応じて広く活用できる施設が各種あります。フォレストアドベンチャーでは今年夏に「キッズコース」の新設、オープンを予定しています。

 

探しています!

本事業については、地域プロモーション戦略が重要となります。企業連携が事業の核となりますが、今後事業が自走するにあたって、事業の価値を共有できる子顧客セグメントへのマーケティングが必要となります。デジタルマーケティングのDSP・DMPの強化で顧客へのアプローチ最適化を図り、マーケティング強化と地域プロモーションの推進を図りたいです。

わたしたちの課題

全般

山間地であることにより交通の面での整備が困難であることや、自然災害による被害が甚大になりやすいです。また、高齢化が進む中で次世代の担い手となるIターン者の雇用等が課題です。

観光

森林セラピーに関して目的知となる森林までの交通アクセスが課題であり、小型モビリティや電気式小型バス等の運行による課題解決を模索しています。また、事業を産業化するための人材確保や産業化後に安定的に雇用を行っていくためのシステムづくりが課題です。

健康

観光客だけでなく村民が積極的に「歩きたい」と思うインセンティブとして、革新的な健康ポイント制度の構築や、アプリ等の考案が課題です。また、昨年度より試験的に導入し調査研究を行っているクアオルト健康ウォーキングの正式な導入を目指しています。

教育

村のイベントでは木育キャラバンなどを活用し、子ども達が木のおもちゃに触れる機会を作っています。今後は、どのように自然教育カリキュラムを編成し推進していくかが課題です。

連携・協働団体

連携・協働団体(その他)

(株)上野村振興公社・(合)ゆーぱる上野

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